11.26.2012

その場小説


猫に導かれてやってきたこの町で
どんなときも毛玉たちに守られて暮らしてきたのだと
最近そんなことをよく思う。

ノブさんと猫ったまの物語は
そんな気分とリンクしてストンと心に落ちた。

わたしの猫ったま(その1)はきょうもいつもの場所にいた。
ニャーと一声あげてからトコトコあしもとまできてドテッと倒れる。
ボサボサの長毛に葉っぱや砂利がからみついたおなかをワシャワシャしてやると
気持ちよさそうに白目をむいてゴロゴロいっている。
かわいいなあ。いつもありがとう。

この港が船員さんでにぎわっていた頃にも
いろんな人間模様のなかで傷ついた人たちは
こうして癒されスッキリとした気持ちで旅立っていったんだろうなあ。

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