男子

休日の猫パトロール。
なじみの猫たちと遊んでいるところへやつらは現れた。
小学生がたまたま通りかかるような場所じゃないんだけどな。
なぜだかここに仔猫がいることを知っていたらしい。

「猫、触っていい？」
「いいけど、優しくね」
「やったー！ あ、いたいた！ わーい！」
そんな勢いで近づいたら逃げちゃうよー。

と思ったら、チビがひとり逃げ遅れていた・・・
「わぁ、かわいい〜ちっちぇ〜」
あああ危なっかしいんだよ、手元が・・・

抱き方を指導しつつシャッターを切っていると
「写真どうするの？」
「ネットに載せるかも」
「マジで？　インターネット？　載りたい！」
「オレも！」
「うん、インターネット出たい！」
いきなりカメラにがんがんアピールしてくる男子たち。

いや、猫の写真を、ね、、、
ちょっと落ち着いて〜 ！
ほら、猫には優しく！！
ああもう！ そんなにくっついたら撮れないし！！！
後ずさるわたし。
途方にくれるチビはミャ～ミャ～（たすけて〜）と爪全開。

さすがに見かねて、このあとすぐに
「もうママのとこに帰してあげなよ。おっぱい飲みたいって」と言うと
「おっぱい？笑（or照）にひひ、じゃあ、お前の名前おっぱいな！」
などとふざけながら風のように去っていった男子らであった。

はい、インターネット出演おめでとう！
ピントはあくまでも猫だけど。

ふぅ。やっと解放されたにゃ。ママはどこかにゃ？